こんにちは。mitsuです。先日プレゼントでいただいたので、今回はフィランサス・ミラビリスについて紹介しようと思います。
フィランサス・ミラビリスの基本
見た目
フィランサス・ミラビリスは、徳利のような塊根部とかわいらしい葉を持ち合わせた塊根植物です。
ほかの塊根植物には見られないかわいさを売りにしています。
また、葉の色が、緑色が強いものや、赤みが強いものなど個体によって変わってきます。
原産地
塊根植物の多くは、マダガスカルやアフリカ原産ですが、彼は東南アジアが原産になります。
現地は、熱帯モンスーン気候で、一年を通して湿度が高めです。
名前の由来
phyllanthus mirabilis
属名は、ギリシャ語phyllon(葉)とanthos(花)から派生し、phyllanthus(葉に花が咲く)
を意味する。これは、多くのフィランサス属が葉の基部に花を咲かせるからである。しかし、フィランサス・ミラビリスは花を咲かせない。
種小名は、ラテン語(驚くべき、不思議な)を意味する。これはフィランサス・ミラビリスの驚くべき習性にある。
習性
前述のとおり、フィランサス・ミラビリスは驚くべき習性をもつ。
それは、就眠運動です。これは、夜になると葉がだんだんと閉じていく行動です。
実は、就眠運動を起こす植物はたくさんいます。例えば、エバーフレッシュやシロツメクサなどです。
就眠運動を行う理由としては、
- 葉の蒸散を防ぐ
- 葉の表面にたまる水滴を落とす
- 外敵から身を守る など
です。特にフィランサス・ミラビリスは、水分不足を起こすと、昼間でも葉が閉じることがあります。このことから、葉の蒸散を防ぐことが大きな目的ン尾ではないかと思われます。しかし、明確な理由はわかっていません。
育て方
水やり
葉が多く蒸散量も多いため、ほかの塊根植物に比べ水やりの頻度が多くなります。塊根植物ですので、耐乾性が高いものの、水枯れをさせると根が細いためダメージが大きいので注意しましょう。
そして、冬場は気温が低いと落葉し、休眠気に入ります。そのため、断水気味に育てることがポイントとなります。
夏場:表土が乾いたら 冬場:落葉前は完全に用土が乾いたら。落葉後はほとんど断水します。
温度
フィランサスミラビリスは寒さに弱いため、休眠期でも温めてください。鉢に、フルーツキャップをかぶせたり、発泡スチロールで囲うなどしてください。
日照
一年を通して、明るい日陰に置きましょう。葉には若干、ワックス層と呼ばれる葉の防御機能があるものの、薄く柔らかいため、葉焼けを起こす可能性が塊根植物の中では高いと思われます。直射日光には気を付けましょう。
風
風通しを良くしましょう。風通しを良くすることで、湿度を適切に保ち、蒸れなくします。それにより、害虫予防にもつながります。
用土
塊根植物ということもあり、水はけのよい土を好みます。
赤玉土:鹿沼土:軽石=5:2:3 この配合は適度な排水性と保水性を持ち合わせています。
市販されているサボテン用の土でも十分良いです。
肥料
必要なものではないですが、大きく成長させたい場合は与えましょう。
しかし、肥料過多には注意が必要です。
吸収できない過剰な肥料は根腐れを引き起こすだけでなく、徒長も引き起こしやすくなります。塊根植物は、形が重要なため徒長は天敵とも言えます。それでも与えたい場合は、窒素の割合が低い肥料が良いです。
また、休眠期では与えないでください。成長しないため、吸収量は極端に減ります。
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増やし方
種から発芽させるのが主流ですが、葉挿しでも増やすことができます。
まとめ
フィランサスミラビリスは、暖かく風通しの良い明るい日陰で育ててください。冬の寒い時期では、休眠期に入るので水やりを控えてください。
フィランサスミラビリスは、耐水性に優れ、あまり強い光を必要としないため、水やりに気を付ければ比較的容易に育てられることができる万人にお勧めな植物といえます。
この記事を読んでいただきありがとうございました。
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